危機を乗り越えた社長は強い
「サイドストーリー」では、短く気軽に読んでいただけるもの、ブログに近いものをアップしております。 さて今日は、「危機を乗り越えた経営者は強い」と題してお送りしていまいります。
タフな精神と判断力、そして深い懐をもってしても
高い使命感を持ち、目指すビジョン実現のため、その能力と人間性で会社経営する社長。
タフな精神と判断力と深い懐をお持ちの方が多いのも事実です。
とはいっても、目まぐるしく変わる世界経済、取引先の破産・民事再生による負のインパクトなど、経営者の前に立ち塞がる問題を挙げればきりがないでしょう。
しかし、こうした環境変化にあっても結果を求められるのが経営者です。経営者特有かつ切れ間ないともいえるストレスに対して、メンタル管理が重要であることはいうまでもありません。
重責を数十年間一人で抱える中小企業の経営者
また本サイトで対象としている、中小企業の場合、経営者の在任期間は20~30年など、その期間が非常に長く、重責をまさに一人で抱えている状態での孤独感、そして個人保証など、お感じになるストレスは相当なものです。ストレスは非常に強く、経営者にとってのメンタル管理はとても重要、その対策についてまとめたいとただシンプルに考えておりました。
ところが、、、ふと思い返すと、私がこれまでご縁をいただきました経営者のみなさまは、その逆、悠々と構えていらっしゃる方が多い。ならば、彼らがなぜ悠々と構えていられるのか、この背景を紐解くこと、ここに経営者のストレス対策の解答がある。次より書いてまいります。業種等によりすべてには当てはまらないかとは思いますが、参考にしていただければ幸いです。
危機を経験し乗り越えたことから得たもの
中でもコロナの時期などは
「これまでの危機を思い起こせば、融資を有効に活用できる、、、まさにチャンスでしかない」
とおっしゃる方が多かったと記憶しています。(飲食や宿泊業でないことは補足します)。
重要なその背景です。その経営者のみなさまは、すでに危機を複数回経験し、メンタルについて、また業績アップダウンへの対応策をすでに備えておられる方々だった、という点に背景がありました。
以前、弊社のメインサイト「ひとこと」にて「今の経営者は強い」と書かせていただきました。
今の経営者は強い
「今の経営者」の方々の多くは、コロナショックを乗り越えた経営者のみなさまです。サバイバーといえますので、いまの経営者は強い、と書かせていただきいたのです。
さらに、わたしがご縁をいただいている経営者のみなさまは、経営者になられて短い方で15年、長い方は30年を超えておられるかたも。ご承知の通り、経済危機は7年に1度程度やってきます。また下請け整理にあった、そして半数の社員が辞めていった、といった個別の危機も含めれば、みなさま複数回の困難を乗り越えてこられた、「またやってきたな」とこれが文字通り悠々と構えておられる背景です。
お読みくださっている方には、起業されて間もない方、まだ数年という方もおられるでしょう、経営の先輩が幾度かの危機を乗り越えられ獲得されてきた備え、これを一つでも獲得していただけるものとも考えます。
危機への備えとは
- 1、メンタルを整えるご自身なりの方法を持っている
- 2、発生した問題の原因を他責にせず内省。自らの思考や判断の傾向も見直し、結果成長の機会としている
- 3、危機に強い弾力性ある経営にギアを切り替えている
(業種によって難しい場合もあると思いますが)上記の3点と考えます。