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中小企業経営者は自分の人生を正しく生きる人

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こんにちは。1→10期の経営者の伴走業として14年目、株式会社ビズラボ 人見康子です。 
この度は『ビズラボメンバーズ』をお読みくださりありがとうございます。

このサイトでは、経営者でありながら、プレイヤーとしても走り回っておられる中小企業経営者向けに、隙間時間にお読みいただけるよう、コンパクトにまとめ発信しています。

さて、今回のテーマです。
タイトル中小企業経営者は自分の人生を正しく生きる人」
自分の身の上話も一部・・・。

黒柳徹子さんをTVで見て

TV番組はあまり見ない方ですが、先日『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』が映り、黒柳徹子さんがご出演されていて見入ってしまいました。44年続く『徹子の部屋』でお会いになった方々の数は、11000人だとか。
他の出演者の方から「仕事辞めたいとか、嫌だと思ったことはないですか」と質問。「辛いことあっても忘れてしまうの」と黒柳さん。「人生は辛いこともあるけど、楽しいこと、新しいことを見つける方がいいじゃない」と穏やかな笑み。新しいことに挑戦し、ずっと愛される、「こんなに正しく生きている人っていないなあ」そう思うのでした。

わたしは中小企業の経営者のファン 挑戦しているから

「正しく生きる」。人によっていろいろな考え方はあると思います。
が、わたしの中で、「正しく生きる」とは、「命をしっかり使っている」、「挑戦している」という意味です。

ですので、私にとって「中小企業経営者とは、自分の人生を正しく生きる人」なのです。

ああそうか、黒柳徹子さんにわたしが感じているものと、クライアントである中小企業の経営者さんに感じていることは重なっている。「ちゃんと生きている人たちだから」「挑戦をしている人たちだから」。テレビを見ながら、そんな思いを再確認していました。

幸せのレール

わたしが社会にでるころ、幸せのレールがあるとされました。当時の幸せのレールは、良い大学、良い企業に入り、そしてそこで勤め上げ、退職金と年金で老後を過ごすというものでした。女性にいたっては、そのレールに乗っている人と結婚することとされていました。
なんか笑っちゃうね。
新卒の就職でいかに良い企業に入れるかが当時は常識でしたよね。
転職は敗北を意味していました。女性にいたっては転職先さえなかった時代です。
(一流大学を出た新卒でも、机拭いてお茶を入れるのが仕事だった時代でしたからね、大笑)

現在は転職することが一般化しているようですが、とはいえとあるCMで、お父様らしき方から事業承継の話がでて、それに対してお嬢様らしき設定の方がお父様の会社を「スパッと」辞めちゃおうとしているシーンが使われています。わたしは、お父様の会社を継がれる方が素晴らしいと思うのですが、中小企業ってそんなに人気ないのですかね。確かに、ガウンを着てワイングラスを片手に持っているお父様のライフスタイルはいただけませんけどね。



自分の力で生きる生命感

(少しだけ身の上話)。わたしはもともと異端児でした。奔放な苦労人という方が合っているかもしれません。1歳で片親を亡くし、いろいろあって貧乏だったのです、小学校、中学、高校いつもお腹を空かせていました、制服も買えずで(笑)。さらにとっても田舎でしたので新聞配達もできなかった。
でようやく、大学へ入り、学生時代は県庁所在地で過ごしましたので、アルバイトが可能となり自活するようになります。勉強らしい勉強はできませんでしたが(いまは勉強をやり直したいとは思う)、自分の力で生きている生命感を得ることはできまた。野生ですよ。
とはいえ、周りの女性たちからは「すごいし、カッコイイけど、見習わない、、、主体性を持って生きると、女性は不幸になるわよ」といわれた時代でした。
とはいえ、たいした話ではないのです。その当時は、食べていく学費を払うなど、そんなこんなに必死だっただけで、文字通り主体的に何か目指していたというわけではありませんでした。

「こうあるべき」に全身でつっこむ

社会人になり、中小企業の経営者に多く出会えるようになります。ハマりましたね。みなさん、生きている人たちでしたから。
いまほどミッションとかWHYとは言いませんでしたが、それぞれの考える「世の中はこうあるべき」に、全身でつっこんでいる方々でしたので。一部、ものづくり系では、思い過ごしの方もいましたけどね。プロダクトアウトですね。

一方、変わらず友達たちとのおしゃべりはつまらないものでした。地元では、どこそこの誰が新しい車買ったとかどこそこのご主人は最近帰っていないというゴシップ話が多く(聞いたフリして目を開けたまま寝てましたよ)、都会の普通の女子との会話では、誰と誰が仲が良いという話が多かった(こういうのはお年頃でしたので楽しかったかな)。
結果、経営者と話すことが一番楽しくなりました。

経営者の利己 マネー・虚栄心・力量

20代、30代の経営者は、(わたしはオラオラ期と呼んでいますが)、モチベーションの源泉がお金だったり、ご自身の力を示すことである人が大半でした、がそこには勢いもあって、それはそれで素晴らしいと思います。

一方、いい年齢になってからも(50代とか)、変わらずそれぞれの虚栄心を示すために、または自分の力量を見せつけるため、つまりその経営の価値の軸が自分自身に向いたまま経営をしている人も多いものです。

大抵の経営者はそうかもしれません。そのまま継続できる場合もありますが、そのままであれば半分以上は壁にぶつかる。これが他で書いた会社爆発というものです。ここでは書きませんが。

雑念を振り払い心を透明に

ぶつかった先に、これを他責にせず、自分と対話することが重要だと思います。さらに行などを重ね、煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)とでも言いましょうか。

この言葉、偶然読んでいました著書からお借りしました。名越康文さんの『どうせ死ぬのになぜ生きるのか 仏教心理学講義』PHP新書
一部だけ引用させていただきます。
煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい):本気で悩み、本気で苦しんだ人だけが、行や方便に本気で取り組み、自らが変化していくことができる。

わたしの言葉でいうと、自らの雑念を振り払い、心が透明になったとき、無になったとき、事業やそして社員にほんとうに意味で向き合えるようになれるでしょうか。詳細にはまたどこかで書きたいと思います。
自身は、40代後半に、頭の中で「カチッ」と音がしまして、それからこういう境地になりやすくなりました。とはいえ、ストレスが多いときにはいまも雑念だらけの頭に戻りますが。

この次元にまで到達された経営者さんは、肌感覚では5%以下ですが、心より尊敬する方々です。
静かな心で自身の事業、「世の中をこうしたい」に身を投じている方々です。

究極に自分の心を研ぎ澄ました経営者は、静かにそれでいて野生性が備わった挑戦者となっています。


引退されても戻ってくる

さらに、引退された方々にもお話しをお聞きしますが。
ああでもない、こうでもないと、事業をつくり、ハマっているときが結局一番楽しかったと言います。
ある程度資産が貯まって、またはEXITして、、、ハワイに移住しても、、、ゴルフやスキーばかりの日々、、、何やっても半年で飽きる。元気であれば、また戻りたくなるようです。

挑戦すること、人生を正しく生きることを知っている経営者のみなさま、どうぞこのまま毎日に没頭してください。心より応援します!

わたしは日々、ファンの経営者さんたちとお目にかかれてハッピーです、というのが今日の内容でした。

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引き続き発信してまいります、必要な方のお役に立てますように。

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